お知らせ 本願寺 眞無量院からのお知らせです。

平成25年度京都本山得度式(更新日 2013/06/18)

去る6月17日に、宗学堂にて1年間の佛教の学びを終えた初等科修了生10名が、京都本山において得度式を受式しました。厳粛なる雰囲気の中、真っ白な浄衣に身を包んだ受式者は、はじめに本山白書院において、師主たる大谷暢順御法主台下との盃を交わす稚児盃の儀を受けました。その後、本山本堂において、御法主台下より頭に三度御剃刀を受け、勝他(しょうた)・利養(りよう)・名聞(みょうもん)という、「みつのもとどり」を切り、本願寺宗門僧侶としての新たな人生を踏み出しました。その後、浄衣より黒衣へと着替えた受式者は、五体投置の作法にて御本尊への礼拝をおこない、御法主台下より墨袈裟と安静型念珠、仏弟子としての名「法名」の授与を受けました。黒衣と墨袈裟の装束を纏った受式者は、御法主台下の御調声のもとで、僧侶としての初めての勤行に出仕しました。出仕の後に、受式者の所属寺になる、本山別院本願寺眞無量院御住職殿御臨席のもと、御法主台下より僧侶となった証である度牒を賜り、続けて、装束として黒衣と墨袈裟を着用しても良いという、衣体許状の親授式が行われました。度牒ならびに衣体許状を賜った受式者からは、僧侶として本山崇敬の念を持つとともに、御念仏の道を生涯をかけて歩むことが、力強く誓われました。得度式の後には、宗学堂中等科修了生10名が、装束として濃桑色裳附と萌黄色五条袈裟、紫色差貫を着用しても良いという、衣体許状の親授式が行われました。許状を賜った中等科修了生からは、今後も一層、僧侶として研鑽の道を歩んでいきたいとの決意が誓われました。