「和讃講座」開催のお知らせ(更新日 2014/02/05)
- 日時:平成26年2月16日(日)午後1時から
- 場所:吉崎御坊本堂
- 講師:宮崎慎 吉崎御坊御堂番
- 和讃:「光明てらしてたえざれば」「佛光測量なきゆへに」「神光の離相をとかざれば」三首
- 参加冥加金:500円(蓮如の道を歩む会 吉崎講講員は無料)
- お問い合わせ:0776-75-2226(申込受付:吉崎御坊 寺務所法務課)
浄土真宗の「和讃」とは、三帖和讃と言い、親鸞聖人ご著書である『浄土和讃』『高僧和讃』『正像末和讃』の総称であります。
浄土真宗開山親鸞聖人は、関東より、なつかしの京都に帰られてから、まもなく和讃を書き始められ、そして、『浄土和讃』を制作し終わるや『高僧和讃』を著わされました。
その最後に、
「宝治二年(1248)初月下旬第一日
釈親鸞七十六歳 これを書きおわんぬ
見写する人は、必ず南無阿弥陀仏をとのうべし」
という奥書を入れられて、その完成を告げられておれます。
さらに正嘉元年(1257)85歳で『正像末和讃』を著わされました。
三部作ともいえるこの三帖和讃は、古来「和語の教行信証」といわれてきたほど、浄土真宗の重要な教義を片仮名まじりの日本のことばで、私たちのために書き遺してくだされた、いわば親鸞聖人の遺産であります。
また和讃の中の現世利益和讃のところで「和讃」の左に「やわらげ ほめ」という訓をつけられているところを見て、和讃とはただ日本のことばで書いた讃歌という意味だけでなく、私たちには理解が難しかろうという親切から、やわらげて讃嘆されたのであります。
吉崎御坊「和讃講座」では、この親鸞聖人の御遺産であります「和讃」が意図することを、現代での例え話を交えながら、さらにわかりやすく解説してまいります。
皆さまお誘いあわせの上、是非、ご参加ください。