お知らせ 本願寺 眞無量院からのお知らせです。

平成27年度 第3回「和讃講座」開講のお知らせ(更新日 2015/07/01)

下記の日程にて、本年度の「和讃講座」第3回を開講いたします。
飛び込みでの参加も受け付けておりますので、皆様どうぞお気軽にお越しください。

  • 日程: 平成27年10月18日(日)
  • 時間: 午後1時~午後2時ごろまで
  • 講師: 遠藤恵太師(吉崎御坊 御堂番)
  • 場所: 福井県あわら市 眞無量院吉崎御坊
  • 参加冥加金: 1回につき500円
    (蓮如の道を歩む会 吉崎講講員は無料)
  • お問い合わせ: 0776-75-2226
    (申込受付:吉崎御坊 寺務所法務課)
  • 講師:遠藤恵太師

【講座内容】

  • 第3回(平成27年10月18日(日))
    讃阿弥陀仏偈和讃より4首
    「七寶講堂道場樹 方便化身の浄土なり 十方來生きはもなし 講堂道場禮すべし」
    「玅土廣大超數限 本願荘厳よりおこる 清浄大攝受に 諬首帰命せしむべし」
    「自利々他圓満して 帰命方便巧荘厳 こころもことばもたへたれば 不可思議尊を帰命せよ」
    「神力本願及満足 明了堅固究竟願 慈悲方便不思議なり 眞無量を帰命せよ」

浄土真宗の「和讃」とは、三帖和讃と言い、親鸞聖人ご著書である『浄土和讃』『高僧和讃』『正像末和讃』の総称であります。

浄土真宗開山親鸞聖人は、関東より、なつかしの京都に帰られてから、まもなく和讃を書き始められ、そして、『浄土和讃』を制作し終わるや『高僧和讃』を著わされました。

その最後に、
「宝治二年(1248)初月下旬第一日 釈親鸞七十六歳 これを書きおわんぬ 見写する人は、必ず南無阿弥陀仏をとのうべし」という奥書を入れられて、その完成を告げられておれます。

さらに正嘉元年(1257)85歳で『正像末和讃』を著わされました。

三部作ともいえるこの三帖和讃は、古来「和語の教行信証」といわれてきたほど、浄土真宗の重要な教義を片仮名まじりの日本のことばで、私たちのために書き遺してくだされた、いわば親鸞聖人の遺産であります。

また和讃の中の現世利益和讃のところで「和讃」の左に「やわらげ ほめ」という訓をつけられているところを見て、和讃とはただ日本のことばで書いた讃歌という意味だけでなく、私たちには理解が難しかろうという親切から、やわらげて讃嘆されたのであります。

  • 講座は御堂にておこなわれます(昨年度の様子)

  • 講座のはじめに、此度頂戴する和讃を皆で朗読します

 吉崎御坊「和讃講座」では、この親鸞聖人の御遺産であります「和讃」が意図することを、現代での例え話を交えながら、さらにわかりやすく解説してまいります。
皆さまお誘いあわせの上、是非、ご参加くださいませ。