ご参詣・法要について 本願寺 眞無量院のご参詣と各種法要について紹介いたします。

定例法座

別院(京都・福井)では、下記の年中行事が勤まります。何方でも参詣頂けますので、皆様お誘い合わせのうえ、是非ご参詣ください。

開催日時
1月1日〜3日/修正会
3月/春期彼岸会
4月/灌佛会
8月/盂蘭盆会
9月/秋季彼岸会
11月(御正忌にさきがけて)/報恩講
12月31日/歳末昏時


修正会

別院では、1月1日から3日まで修正会が勤まります。「修正会(しゅうしょうえ)とは、一年の初めに荘厳を整え、身も心もひきしめ、感恩感謝の思いをもって新しい年にのぞむ仏事です。
元日には、修正会に先だち、御本尊に献酒(御屠蘇)をお供えする「献酒の儀」を行い、その後、修正会が勤まります。法要後は「撤酒の儀」を行い、献酒(御屠蘇)はお下がりとして参詣者と共に頂きます。

※献酒(御屠蘇)のお下がりは元旦のみとなります。
人等お誘い合わせのうえ御聴聞ください。


春期彼岸会

別院では、春季彼岸会法要が3月に勤まり、法要後は法話が行われます。 「春季彼岸会」の「彼岸」とは、人間中心に生きている迷いの世界(穢土)を「此の岸」に「此岸」たとえ、仏さまの世界(浄土)を「彼の岸」にたとえるところから「彼岸」と呼びます。
彼岸という名は、インドの言葉ではパーラミタ、訳して到彼岸といい、此の岸から彼の岸にわたるという意味です。迷えるものが仏の御教えを聞いて信心に目覚め、この迷いの世界「此岸」から、信心を獲得して仏さまの世界「彼岸」へ到るということです。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉もありますように、一年中でもっともよい季節に、日ごろ迷っていることさえも気づかずに生きている私たちが、自分の生き方を省み、自分自身をほんとうに明らかにする機縁となるよう仏法聴聞に励む期間として彼岸会は行われます。


灌佛会

別院では、灌仏会法要が4月に勤まり、法要後は法話が行われます。
「灌仏会(かんぶつえ)とは、「花まつり」ともいわれ、毎年お釈迦様の降誕された4月8日に、インドのルンビニ園をかたどる花御堂の中に誕生仏(お釈迦様のお生まれ時の姿)の像をご安置して、甘茶を灌いでお釈迦様の降誕をお祝いする仏事です。
色とりどりの草花を沢山あしらった花御堂にご安置した誕生仏の前で法要を行い、お釈迦様の誕生に感動し、天は甘露の雨を降らせたという伝えを模した甘茶を灌くことをとおして、私がこの世に人として生まれ、今ここに生き、御仏の教えに会うことのできる身の喜びに感謝する大切な行事です。


盂蘭盆会

別院では、盂蘭盆会法要が8月に勤まり、法要後は法話が行われます。
「盂蘭盆会」の盂蘭盆とは、インドの言葉ではウラバンナ、訳して倒懸(とうけん)といい、さかさまになった苦しみという意味です。
これは『盂蘭盆経』というお釈迦様の弟子、目連尊者の物語に由来しており、目連尊者が餓鬼道に落ちて逆さ吊りの苦しみを受けている亡き母の救いを求められたとき、お釈迦様は、それに答えて毎年の雨期が終わった時期に行う安居の終わったとき、種々の施し物を供えて三宝(仏・法・僧)に供養すれば、現世の父母は寿命を保ち、過去の父母は餓鬼の苦しみをのがれ、人天中に生きるという教えから行われる行事です。
浄土真宗では、日ごろから本当に尊いこととそうでないことを「さかさま」にして生きている私たちが、「それでよいのですか」との問いかけをし、仏法聴聞をして阿弥陀如来の御慈悲に気づきかさせていただき、信心獲得の機縁として行なわれます。


秋期彼岸会

別院では、秋季彼岸会法要が9月に勤まり、法要後は法話が行われます。




報恩講

別院では、報恩講が「御取り越し」として親鸞聖人御祥月命日(11月28日)とは別日の11月中に勤まり、法要後は法話が行われます。
報恩講とは、親鸞聖人が御制作された御和讃に、「如来大悲の恩徳は身を粉にしても報ずべし、師主知識の恩徳もほねをくだきても謝すべし」と讃(うた)われているように、親鸞聖人の御祥月命日を御縁に、阿弥陀如来の御恩、親鸞聖人の教えに遇い、自らの依りどころを教えていただいた御恩に報謝し、教えを聞信して、ともに念仏申す身となっていくことを誓う、浄土真宗の御教えに帰依するものにとってもっとも大切な行事です。
別院の報恩講参詣と共に、御正忌である11月28日は、必ず本山(京都 東本願寺東山浄苑)御正忌報恩講に参詣いたしましょう。

参考URL(東山浄苑ウェブサイト)
http://honganjifoundation.org/jouen/event/event-allyear/event_houonkou/






お煤払い・歳末昏時

別院では、歳末の午前中にお煤払い、午後には歳末昏時が勤まります。「お煤払い」とは、その言葉通り我々をお見守り下さり、お導き下さった御本尊様の塵埃を払い、新しい年を迎える荘厳を行います。午後には、年内最後の昏時(お夕事)である「歳末昏時」を勤めます。 一年の終わりに御佛に感謝申し上げ、阿弥陀如来のお導きがあったことへの報恩行として行われます。